BUYMA発想のプロセス

「実際どうやってBUYMAを考えたのか?」

という質問を最近頻繁に聞かれたので、
以下にポイントをまとめてみました。

1. MBA留学時代、日本で需要のありそうな商品が
まわりにたくさんあり、自分含め世界中にいる日本人が
それを「価値化」できていないのが勿体無いと感じていた。

2. 卒業後、日本に戻ったMBAの同級生が
まだLAにいる友人に買物を頼んでいるのを知って
やはりそこにビジネスチャンスがあると再確認した。

3. 世界中にいる日本人をネット上でネットワークし、
誰でも気軽に買付けを頼めるウェブサイトがあれば、新しい物流が作れると思った。

以上が発想のもとであり、

同時にビジネスモデルとしてのポテンシャルを
考える際に下記がポイントになりました。

1. 企業が海外商品を輸入する場合の品揃えの限界と価格差。

2.「在庫」を持たないビジネスの強み
(オンワード勤務時代に「在庫リスク」を肌で感じたので)

3. 日本でもヤフオクが普及していたので、
「知らない個人から買う」ことの抵抗がさらに下がると読んだ。
(クロスボーダーの取引であるBUYMAではこれは特に肝である)

4. モバイルを通じての画像コミュニケーションがさらに普及し、
リアルタイム性も増すと思っていた。
(博報堂で携帯キャリアのマーケティングをやっていたのが影響)
(これはスマートフォンでやっと実現しつつあるが)

5. 海外に住んでいる日本人の人口

6. タイプ別(留学生、駐在、永住など)の就労環境

7. 収益モデル


ざっくりまとめると大体こんな感じです。

こんなことを1ヶ月ぐらい考えた結果「イケる!」と確信して、
2002年12月25日の夜に須田に声をかけたのだが、
何気に来月のクリスマスでちょうど10年になります。。。

ちなみに、BUYMAを考える上で参考になった本は下記2冊です。

一冊目は、
Boo Hoo: A Dot.com Story from Concept to Catastrophe

これは立上げ資金を100億円以上集めておきながら、大ゴケしたファッションEコマースの話。
ビジネスモデルはB2Cだが、とても良いケーススタディになった。

もう一冊は、
The Perfect Store: Inside eBay

こちらはeBayの構想から立上げ、そして成功までの話。
C2C型ということで、特に運営ノウハウの参考になった。
ちなみにBUYMAの初期事業計画のシミュレーションをつくる際の「クレーム率」
はこの本の中の数値を参考にしました。

どちらも2002年の本だが、恐らく今読んでも勉強になると思う。

ちなみに「プレスブログ」の発想プロセスは全く違い、
「収益モデル」から逆算して考えました。

PROFILE

写真:田中 禎人 代表取締役 Co-CEO
田中 禎人

株式会社エニグモ
代表取締役 CO-CEO




BUYMA、プレスブログ、フィルモ
コルシカ、stulioの発案者。

2002年にBUYMAを発案し、
2004年に エニグモ設立

極真空手とサーフィン。
法学士、経営学修士。

2006年 Web2.0ビジネス大賞 受賞
CNET Tech Venture 2008 受賞
Dream Gate 2008 Hewlett-Packard Award 受賞

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